FlashDevelopの環境構築手順

flashの開発は無料のSDKを使用することで、Adobe FlashやFlexBuilderを買わなくてもの開発を行えます。
ここではFlashDevelopというフリーで、かつ高機能の開発環境の構築手順を紹介します。

FlashDevelopはコードアシスト機能やFlashのコンパイルを簡単に行う事が出来、ActionScript3の開発はもちろんAdobe AIR、さらにMTASCというフリーのFlashコンパイラ(Motion-Twin ActionScript2 Compiler)も標準で入っているためFlash Liteの開発も容易に行う事ができます。とにかくコレさえあればActionScriptの勉強は問題なくできるのでとりあえずインストールしてみます。

というわけで以下ActionScript3の開発環境構築手順です。

1.Flex 3 SDKの設置

1-1

次のURLの画面真ん中位のチェックボックスにチェックを入れ、そのすぐ下のダウンロードリンクよりFlex 3 SDKをダウンロードする。
http://www.adobe.com/products/flex/flexdownloads/

1-2

ダウンロード完了後、任意の場所に配置する。(例: C:\flex\flex_sdk_3)
f:id:y_d:20090211122705j:image

2.FlashDevelopのインストール

2-1

FlashDevelopを入手する。次ののURLから好きなバージョンをダウンロードする。
http://www.flashdevelop.org/community/viewforum.php?f=11

2-2

インストールする。(FlashDevelopには「.NET Framework」が必要です。)
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3.デバッグ版のFlashPlayerのインストール

3-1

次の3つのFlashPlayerのデバッグ版を次のURLから取得する。

http://kb.adobe.com/selfservice/viewContent.do?externalId=tn_14266&sliceId=1
プラグイン版とActiveX版を実行し、インストールする。

3-2

スタンドアロン版を1回立ち上げる(立ち上げるだけで設定完了ですので、終了してください。)

4.FlashDevelopの設定

4-1

Flash Develop を起動

4-2

「F10」を押すと「Settings」ダイアログが出るので、左側で「Plugins」の「AS3Context」を選択し、右側の 「AS3」の項目の 「Flex SDK Location」に①-2で配置したFlex SDK のルートを設定する。
(例: C:\flex\flex_sdk_3)

4-3

日本語を使用する為に、「Flex SDKのルートディレクトリ\bin\jvm.config」の31行目次の様に書き換える。
(例:C:\flex\flex_sdk_3\bin\jvm.config)

java.args=-Xmx384m -Dsun.io.useCanonCaches=false -Duser.language=en -Duser.region=JP
4-4

現状では文字化けするので文字エンコーディングUTF-8に次の手順で設定。
「F10」を押し「Settings」ダイアログ表示 →「Main」→「FlashDevelop」→「Default CodePage」をUTF-8へ。

5.FlashDevelopの設定2(AIRやFlexでの開発の場合)

注:この手順は「AIR」や「Flex」の開発でのみ必要になります。

5-1

AIRのプロジェクトを作成する。

5-2

プロジェクト名を右クリックし、「Properties」を選択(図-A参照)。

5-3

AIR用のライブラリをコード補完機能を有効にする為、以下の手順で有効にする。
「Compiler Options」→「Intrinsic Libraries」→「...」をクリックし、以下を記述。(図-B参照)

Library\AS3\frameworks\AIR
Library\AS3\frameworks\Flex3

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