NetBeans7.4でPHP_CodeSnifferを使う

PHP統合開発環境NetBeans IDE for PHPにはPHP_CodeSniffer(以降phpcs)を使う機能が標準搭載されていて、これを設定しておくとIDE上からプログラムのコーディング規約違反を自動検出できます。

phpcsにるコーディング規約チェック内容はカスタマイズも可能なので、開発チームオリジナルのコーディングも設定可能です。

以降NetBeansへのphpcsの設定方法と、利用方法を紹介します。

設定方法

「ツール」>「オプション」(Macの場合は「NetBeans」>「Preference...」)でオプションウィンドウを開き、「PHP」 > 「コード分析」からphpcsの設定を行います。

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このウィンドウからPEARやComposerでインストールしたphpcsのパスを指定します。
※なお、Windowsの場合はphpcs.batファイルを指定します。またphpcs.batを利用するにはPHP環境変数Pathに追加されている必要があります。

そして、すぐ下の「デフォルト標準」からコーディング規約ファイルを選択します。
※上の画像はZendになっています

これで設定は終わりです。

phpcsを実行する

設定ができたので、実際にphpcsを使ってみます。
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メニューの「ソース」 > 「検査...」をクリックし、検査ウィンドウを立ち上げます。
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検索ウィンドウでスコープを選択し「検査」ボタン押下でphpcsが実行され、実行が終わるとインスペクタタブに結果一覧と、コードの左側にアイコン表示されます。
このアイコンをクリックすると指摘内容がツールチップ表示されます。
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phpcsmdプラグインを使うともっと便利に

以上がNetBeansに標準で入っているコード分析機能ですが、phpcsmdプラグインを使うとさらに見やすく、ファイル保存時に自動チェックを実施するなど細かな設定もでき便利になります。下記ページphpcsmdを紹介しているいて、こちらを参考にインストールできます。
ご参考まで。
http://junichi11.com/?p=2469


以上です。