FlashDevelop RC1で携帯用Flash Liteの開発
携帯用のFlash「Flash Lite」はFLASHでの開発が一般的だと思いますが、私はFLASHでの開発を殆ど行ったことがない為、できればFlashDevelopで開発を行いたい。調査してみた結果、FlashDevelopでも開発できる事が分かり、簡単なサンプルを作成してみました。結構簡単でした。
忘れないようにメモ。
(環境ですが、WindowsのXPでもVISTAでもFlashDevelopのBetaでもRC1でも特に違いはなさそうです。)
はじめに
まず、FlashDevelopにてActionScript3のコンパイルに使用するのはAdobeが公開しているFlexSDKを使用していますが、ActionScript2の場合、MTASCというフリーのFlashコンパイラ(Motion-Twin ActionScript2 Compiler)を使用しているそうです。
っていってもFlexSDKのように面倒な手順は必要なく、最初からFlashDevelopに入っているそうで(開発元は違うみたい)特に意識する必要はありません。
また、単純にFlashLiteと言ってもバージョンがいくつもあってキャリア毎に対応状況も変わってきます、以下にまとめてみます。
- docomo
- FlashLite1.0 (Flash4相当)
- FlashLite1.1 (Flash4相当)
- FlashLite3.0 (Flash8相当)
- au
- FlashLite1.1 (Flash4相当)
- FlashLite2.0 (Flash7相当)
- softbank
- FlashLite1.1 (Flash4相当)
- FlashLite2.0 (Flash7相当)
ちなみに今のところFlashLiteのバージョン1〜3はFlash4,7,8相当なので、ActionScript2になります。私は最近プログラムをはじめたのでActionScript2は分からず、古いバージョン程ActionScript3と勝手が違うようなイメージだったのでFlashLite2.0での開発を行いました。
FlashDevelopでの開発手順
2.コーディング
Main.asが作成されているので、後はActionScript3と同様にコーディング。
3.画像やswfファイルの埋め込み
画像の埋め込み方が違うようでActionScript3の場合はこんな感じでしたが、
[Embed(source="/img.png")]private var Image:Class;
ActionScript2の場合は「SWFMILL」なるものを利用します。といってもこれもFlashDevelopに同梱されています。
SWFMILLってなにかというと画像とかをswfファイルにしたりするものらしい。
このあたりの説明は以下で詳しく解説されていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/k3_labs/3077231.html
ただ、私の環境がVISTAだからか、FlashDevelopRC1だからか、SWFMILLのパスを通していない為か分かりませんが、swfmill.exeへのパスの指定に違いがありました。
次の様にしたら問題なくswfファイルの作成が完了しました。
"$(ToolsDir)\swfmill\swfmill.exe" simple $(ProjectDir)\swfmill\swfmill.xml $(OutputDir)\..\swfmill\swfmill.swf
4.埋め込んだ画像やswfファイルの使用方法
埋め込んだファイルの使い方はこんな感じ。
<library> <clip id="Image" import="img.png" /> </library>
上のようにして埋め込んだ場合下のように使用します。
_root.attachMovie("Image", "name", _root.getNextHighestDepth());
以上になります。